等身大の箱庭

おはようございます。よく寝られましたか?

2018/12/8

フォロワーの方と西新井大師に厄除けに行きました。(写真はほぼ撮ってません、あしからず)

結構着込んだんですが、それでも寒いぐらいの日でした。昼ちょっと前からの行動だったので、一緒に駅近くのうどん食べてからの開始でした。

東京の大きな寺社仏閣というと複数あると思うのですが、厄除けと聞くと大体ここが有名ドコロかなと思いチョイスした西新井大師。足立区という魔境にありながらも、お寺の街ということもあり静かな街でした。

お堂自体はめちゃくちゃ大きくて、行ったことはありませんが東大寺もこんな感じなのかなと思いましたね。自分を含めた親類縁者の無病息災とフォロワーの無病息災を祈って退出。おみくじを引きましたが、私は吉で相手の方は早速なのかどうかは分かりませんが大吉引いてました。厄除けってすごい。

その後はフラフラするのも何なので上野に戻って、都美術館で開催していたムンク展に行きました。ムンクというと大抵の人は知っているでしょう、世界でも有数の知名度を誇る『叫び』を描いたノルウェー出身の画家です。

美術の知識は乏しいので特に詳しいことを言うことはできませんが、とても良かったのです。自分の中でもこれは展と思う作品にも出会うことができました。行って個人的に感じたのは彼が「病と狂気と死が、私の揺りかごを見守る暗黒の天使だった」と語っているように、死やそれに通ずる生という感情を描こうとしているんだなということでした。

また、フィンランドは国土に多くのフィヨルド、氷河による浸食作用に基づき生まれた入り江があります。その様子が多くの絵画に描かれており、その様子が時に描かれている人物よりも情緒的に描かれていて非常に目を引きました。

このムンク展では101点もの絵画が展示されていますが中でも『マドンナ』、『接吻』に特に惹かれました。どんな絵画かは実際に行って見てもらうのが一番な気がしますが、気になる方はググってください。

『マドンナ』は特に版画版でしたでしょうか、わずかに身を捩った裸体の女性を中心にその周囲を精子と左下に胎児が描かれています。これは女性という性と聖母マリアを混合したものだという作品解説があった気がします。この絵を見た時にムンクが当時女性という性や存在に対して、どのような考え方を持っているかが端的に伺い知れる気がして最も印象に残りました。

『接吻』は暗い色調で描かれた男女とは対になるよう明るい陽が差し込む窓が描かれている作品です。この男女は固い抱擁を交わしながら、女性は男性の首にまで手を回しています。この明と暗の対比、情熱的な構図であるのに暗く不安な感じがする点に非常に惹かれました。

他にも彼は自分が精神病院に入院した際の院長であるダニエル・ヤコブソンの肖像画や自画像を多く残しておりこれらも展示されています。『叫び』が底知れぬ不安や人間の闇を描いたということは、一般的に知られていることかも知れません。ただ、それ以外にも躍動的ものや自分を見つめて描いたものなど、世間から抱かれているイメージとは違った作品とも出会える展覧会でした。書いててまた行きたくなってきました、行っても別々に行動するとは思いますがお誘い待ってます(?)

物販ではいろいろ売ってて、私は作品が散りばめられたクリアファイルとポケモンとコラボしたガチャガチャを回しました。出たのはピカチュウの『叫び』でした。

ムンク展行ったあとは、アメ横の立ち飲み屋で勝手に自爆して帰ろうとしたら止まった東海道線を使わずに帰るために奔走してました。その節は心配をおかけしました…。都合、2回ほど電車から降りましたので元気になりました。

結論:ムンク展、行こう!2019年1月20日まで開催中です!