等身大の箱庭

おはようございます。よく寝られましたか?

グランブルーファンタジーについて

新年あけましておめでとうございます、本年もどうぞよろしくお願いします。

挨拶もそこそこに、グランブルーファンタジーで12月31日から始まったイベント『Right Behind You』で新たに登場した者について考察したいので書きます。そして今イベントについて書く前にメインシナリオについて整理したいと思います。

グラブルのメインシナリオは第一部『蒼の少女編』、第二部『暁の空編』として現在構成されています。(ルリアノートのメインシナリオより)

『蒼の少女』においては、星の民と空の民がかつて争った「覇空戦争」について随所で言及されています。その「覇空戦争」よりも前に、「創世神話」が存在しています。

創世神話」では無であったこの世界は、創生神によって幾多の生命や土地を生み出されたとされています。しかし、生命に反抗されその身を創造神とバハムートに引き裂かれてしまった。創造神は完全であり、停滞をもたらすがゆえに空の彼方、星の世界へと飛び去ってしまった。残された破壊と再生を司るバハムートは、己が使命に従い残された世界をより芳醇なものへと進化させていくこととなる。

残されたバハムートが司る世界に、侵略者が現れます。空の果て、彼方の世界より現れた彼は「星の民」と呼ばれました。彼らは星の獣たる星晶獣を使い瞬く間に世界を手中に収めました。しかし、空の民は学びました。やがて、驕る星より世界を取り戻すことができました。そして後にこの争いを「覇空戦争」と呼ぶようになりました。

以上が、『蒼の少女編』で語られる「覇空戦争」と前提となる「創世神話」になります。そして、「覇空戦争」で空の民が勝利する間に出てくるのが、ルシフェルを長とする天司や幽世、反旗を翻したサンダルフォンを始めとした堕天使一派となります。これらの勢力は、『どうして空は蒼いのか』や四騎士シリーズ、各人のフェイトエピソードで登場し世界の謎を握る者として語られています。

前置きが長くなりましたが『Right Behind You』では、新たに「月の民」(仮称)が存在していることが判明しました。月に住まい、契約者が持つ武器は本来十三の「機神」の核であることが語られました。ではこの「月の民」とは一体何者なのか。また、出てきた謎絵の考察もあくまでも推測に過ぎませんが、述べていきたいと思います。

結果から言えば、「月の民」と「空の民」は元を辿れば同一の存在だったのではないでしょうか。「月の民」は、閉ざされた母なる大地を再び手に入れようと画策しています。これはレリーフや劇中で言及されています。現実世界で、月は諸説ありながらも地球が元となり産まれたという説が主流のようです。(詳しくないのでごめんなさい)「月の民」は星の民をレリック(遺物)、フォッシル(化石)と呼びます。レリックよ呼ぶ理由は今持って不明ですが、フォッシルと呼ぶのは「月に上がることを決断した我々は上位存在である」というニュアンスがあるように感じます。ガンダムアルドノア・ゼロ、その他でもよく聞く理由ですね。ある意味、安定感があり突拍子もない理由付けではありません。

ここからはかなり憶測と推測で考えていることです。時系列位で言えば、創生神によってヒトという生命が産まれた。創世神は分かたれ、創造神とバハムートに分裂した。創造神が飛び立つ際に信奉し付き添ったのが星の民。残ったのヒトは、破壊と再生を繰り返す中で分裂していった。ある者は月へ行き「月の民」に、ある者は地表を捨てることを決め「空の民」に。地表に残ることを決めたのかもしれないし、地上の文明を残す役割を担った者がいたのかもしれない。それが赤き地平の民である、幽世の存在なのかもしれません。「星の民」すら欲する幽世の絶大な力を考えると、「星の民」が離脱した次に出来たのは文明の力を利用した「月の民」なのかもしれません。

今度は「月の民」と関連しそうな謎についてです。物語の終盤、「月の民」は機神セスラカを随伴機とともに地球へと降下させましたが、主人公や組織の面々の活躍で首をはねられ核を抜かれて撃破されます。その機神セスラカに核として刺さっていたのは、「プロトタイプ」という武器でした。そしてエピローグでは、はねられた首が随伴機の残骸を喰って復活することを予言し終幕しました。

この「プロトタイプ」という武器は、『グランブルーファンタジー the animation』で登場し、BDの初回特典としてゲーム内にも登場しています。

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この武器はプロトタイプという名前、レギンレイヴという奥義名を持ちます。ここで思い出されるのは、ルリアが持つあのプロトバハムートにほかありません。そしてルリアは、ストーリーにおいて、星や空の民ではないということが明確にされています。このことからルリアは月の民の星晶獣に対する、インターフェイスのような役割を担っているのではないでしょうか。星を喰うものとしての権能や操作するという意味では、合致しています。また、バハムートは創造神としての役割があるにも関わらず余り表には出てきません。しかし何かと、プロトバハムートはその影を随所で見せています。

つまるところ創生神とはプロトバハムートであり、創造神としての半身はルリアに眠り、バハムートとして残され星晶獣として堕ちたのがビィくんなのではないかと思っています。バザラガやユーステスが、ルリアとビィどちらを選ぶかという選択を提示するのもここに起因します。この半身が揃い、完全体として創生神が蘇ったときに世界はどうなるか分かったものじゃありません。無より有を生み出す存在が今ある世界を上書きしてしまうというのは考えられることであり、それを危惧しどちらを選ぶかというのを聴いているのではないでしょうか。

改めて勢力をまとめると、①星の民 ②空の民 ③月の民(今回登場) ④堕天使 ⑤幽世 ⑥ゼエン ⑦組織 ⑧アーカルムシリーズといったところでしょうか。勢力とはいっても敵対しているかは別だったりシンパだったりというのも含まれています。『暁の空編』で登場する真王も入れるか迷ったのですが、いずれかの勢力に含まれると思い除外しています。

グラフェスで発表されたように、『どうして空は蒼いのかPart.Ⅱ』が決定しています。メインシナリオで存在が触れられ始めている幽世と違い、堕天使は幽世が関わっていますがフェイトエピソードに依るところが大きいですのでそこら辺の開示がされていくと良いななんて思っています。ルリアもお手軽ポンバ持ちだったり、デバフも便利で万遍なく使える良い子なのでついでに復刻されないですかね。今回のイベで、分かったような分からないような世界になってきましたが、話が進むごとに興味が持てて面白い方向に向かっていると思うので今後も楽しみです。

2017年で手に入れたキャラについてもそのうち書きたい。