等身大の箱庭

おはようございます。よく寝られましたか?

GRANBLUE FANTASY ORCHESTRA SORA NO KANADE

 まず始めに指揮者の栗田博文さん、演奏してくださった東京フィルハーモニー交響楽団の皆さん。そしてコンポーザーの成田勤さん、植松伸夫さん、司会の小川りかこさんやCygames、東京オペラシティの方々。素敵なコンサートを2日間も開いて頂いて、ありがとうございました。

 8月12日,13日に東京オペラシティにて開催された、オーケストラコンサート SORA NO KANADEの追加公演へ両日参加してきました。日頃、ゲーム内で聞いている音楽を生演奏で聴くことが出来て大変感動しました。実は、本公演の際もチケットは買えたのですが「そこまでハマってる訳でもないし高いから行かなくていいや」と見送っていました。今回はどうしても聴きたいと想い、グッズ付きS席を両日申し込んだらなんと両日当選したのでした。
 12日は20列目、13日は6列目で鑑賞することが出来ました。特に13日は6列目とあって間近で指揮と演奏、そして響きを感じていました。施設が良く音の響きが素晴らしいと演奏の合間で植松さんが仰っていたのですが、音の聞こえはどちらも良かったのですが迫力や音の波はやはり最前列近くだからこそ味わうことが出来たのだと思います。演奏は栗田博文さんの靭やかで凛とした指揮、それに続く東京フィルハーモニー交響楽団ゲーム音楽ならではの力強い演奏が脳に焼き付いて離れません。指揮に合わせ変わる様は、乱れのないロボットのようだと思いつつも、有機的で鮮やかな演奏が美しかったです。
 セットリストは変更され、新たに『星は空高く』と『人間との戦い』が追加され全14曲でした。どちらの曲も、第一章『蒼の少女』編での印象的な曲で『星は空高く』は個人的にも大好きなので感動もひとしおでした。むしろこの曲を聴くために、参加したといっても過言ではありません。『人間との戦い』は元がオーケストラ編成で作曲されたとのことで、より際立った曲になっていました。言われるまで黒騎士戦の音楽とは気づかなかったのですが、聴いている内に「取ったばかりのセージで踏ん張ったな…」などと思い出していました。
 この他にも演奏として意識して聴いていると、思わぬ発見があった曲もありました。それを感じたのは、『ルーマシー群島 ―神秘の森― 』と『悲壮』です。ルーマシー群島は第一部でも複数回登場し、大きな役割を果たす島の1つでもあります。この曲は、この島の歴史がそうであるようにどこか神秘的なものを思わせます。一方で、歴史の中で忘れ去られた島という性格もあり、そのメロディは荘厳さとは異なるどこか哀しみや切なさを感じる曲だと感じました。『悲壮』はザンクティゼルで聴くことの出来る曲です。タイトルの通り物悲しさを感じる曲ですが、演奏では温かみや一種の明るさを私は感じました。この曲は最初、バイオリンのソロから始まります。そして、演奏が連なります。始まりを聴くと悲しさを感じるのですが、少し聴いていると温かみのあるメロディになるのです。哀楽のように、悲しみから始まり明るさを経て悲しみを繰り返して進む曲のように聴こえました。
 3部構成の『星は空高く』や労働賛歌と自然の厳しさを表した『フレイメル島 ―太古の工廠― 』といった意図的に分けられている曲も多々あります。しかし、この2つは表裏一体の何かをパートに感じる曲であり、非常に印象に残っています。これら以外も馴染みのある曲がオーケストラ用に変成され、別のような曲に聞こえるなんてこともありました。ラストは『アウギュステ列島 ―白沫の瀑布―』が演奏され、古戦場前に躍起になってマキュラ・マリウスを狩り、オールド・オベロンを集めていたときを思い出しました。最初は「この曲をラストに持ってくるの?」と思いました。しかし後に、悲しさや高揚感で終わらせない、たおやかな水をイメージさせる落ち着いた曲で終演を迎える意図に気が付きました。
 これが最後に用意されたのは、アンコールがあったからでした。12日と13日では、おそらくアンコール曲数が違うと思います。12日は興奮のあまりよく覚えていないのです…。ただ13日は、『バトル3』と『ロボミ』がアンコールで、12日にも確実に演奏されていました。『バトル3』はエンジェル・ヘイローでおなじみの曲であり、十天の為に走り回ったお陰で親の声より聴いた音楽という感想が真っ先に浮かびました。何度聞いたかわからないので笑えないですね。高く鳴り響く金管楽器が、原曲と比べても印象的でした。『ロボミ』はもういいですね、「Z」とか言い出しそうな曲です。というか、もう歌詞が朧気に頭で鳴り響いてましたよ。この曲は栗田博文さんが拍手を促し、会場一体となり拍手をして聴くことが出来ました。ゲーム音楽のオーケストラ演奏ならではという試みと一体感で、『アウギュステ列島 ―白沫の瀑布―』を最後に持ってきた理由がわかりました。特撮的な盛り上がりのある曲を演奏するからこそ、落ち着いたのを持ってきていたのだと。正しいかは別にせよ、これに気がついた時は感謝の気持ちでいっぱいになりました。栗田博文さんも今まで以上に、伸々と指揮をされているように見えました。
 演奏後は大喝采の中、お決まりの楽団全員でのお礼に始まり栗田さんが退場され再びコンポーザーのお二人と小川りかこさんを連れ登場して、挨拶をするという流れでした。「栗田さんが登場する流れ一体、何回やるんだこれ(笑)」と思ってました。それも終わり楽団員さんが全員、下がったあとにサプライズでもう一回4人が登場して下さって感動しました。「まさか出てきてくださるとは思わなかった、帰らなくてよかった」と心の底から思いました、本当に心憎いサプライズでした。
 長くなりましたが、本当にコンサートは良かったです。次の機会があったら、また行きたいです。メッセージボードもあり、ティターンのフレンド募集や団員の勧誘、「グラブルから逃げるな」というメッセージもあり楽しみました。自分もさり気なく、ゼピュロスのフレンド募集を書き込みました。13日には植松さんと成田さんの書き込みも見つけることが出来て嬉しかったです。物販ではサントラ第五弾が先行発売されており、アルティメット・バハムート戦の音楽が入っていたので購入してしまいました。12日に買ったのですが、コミケやらで取り込めてもいません。
 自分は両日グッズ付きのチケットでしたので、2つ持っていることとなっていて買い取ってくれる方はいないかな等と思っています。団のDiscordにも書いたのですが反応がないので、Twitterで欲しい方がいたらリプライください。定価の4000円〜5000円ぐらいで考えてます、フォロワーなら優先して考えますし4000円にしようかなと思っています。なので一言掛けてください、それとゼピュロスフレ待ってます。

 改めて、本日のコンサートを開催してくださった方々に感謝します。ありがとうございました!