等身大の箱庭

おはようございます。よく寝られましたか?

2019/1/25

責任者に問いただす必要がある。

責任者はどこか。

インフルエンザを7-8年ぶりに罹患して、苦しんでいた昨日は何処へやら。薬剤耐性菌が出たと噂のゾフルーザを頓服したら一晩で喉以外ほぼ治りました、ヤクってすごい。

ところで、責任者は誰かというと家の父親である。咳をするにも口を抑えるなどあるだろうに、それをせず撒き散らしたのだから糾弾されてしかるべきである。公衆衛生の「こ」の字もない人間とは救いようがない。おかげで会社を3日間休む羽目になったのだから。

それはさておき、約2週間前に2つの豊かな人間的活動をしてました。1つは『ボヘミアン・ラプソディ』を観たこと、2つ目は美術館の梯子をしたことですね。酒と飯しかあがらないInstagramではなかった。

  1. ボヘミアン・ラプソディ』について

    観て損なかったですね、話題の映画は観るべきという想いを胸にしました。才能ある人物の孤独と再生っていう感じでよくある筋書きだという海外の評価もあるそうですが、王道には王道たらしめる理由があるんですよね…。私はよくある筋書きだなんて思いもしませんでしたけど。劇中で何度も挟まれるQueenの音楽とラストのライブ・エイドはもう人間をぐちゃぐちゃにするには十分でした。いいシーンは死ぬほどありました、ライブ・エイドやフレディのプロポーズとか。でも、あまりに作品の熱量が大きすぎて、ほぼ覚えてないんですよ。あれだけあったはずのシーンをいともたやすく与えて消し去った『ボヘミアン・ラプソディ』を憎むことが出来ない…。

    エンドロールが終わったあとは座椅子に釘打ちされた状態で口開けて「こんなの、こんなの…」って、涙流しながら半死半生の人間に成り果ててました。「体調崩す」みたいな感想があって「そんなわけないだろ〜」とか思ってたら普通に悪くなりました。危なげな足取りで、TOHOシネマズ川崎から川崎駅までぐったりしながら歩きました。マジでつらかった、俺もフレディみたいなプロポーズがしたかった(末代並みの感想)。

    見れる暇あるなら観ておいたほうが良いですよ、前知識とか全っ然いらないんで、音響がすごいところならもっとすごいと思います。

  2. 美術館の梯子

    ムンク展―共鳴する魂の叫び』(東京都美術館)と『フィリップス・コレクション展』(三菱一号館美術館)を午前と午後に分けて行きました。

    ムンクのほうが2回目ですね。図録と『マドンナ』がどうしても、もう一度見たくて終わる前にということです。2回目でしたけど、やっぱり感動しましたね。5番目の『接吻、吸血鬼、マドンナ|Kiss,Vampire,Madonna』は何度見ても良い。マドンナは金さえあれば複製画ほしいとさえ思います。うまく言葉に出来ないんですけど、ムンク自身が当時モチーフに対してどういう理解をしていたのか、どう考えて創作に取り組んでいたのかというのが端的に分かる気がして、美しさもあいまって好きなんですよね。マドンナは物販でポストカードも買いましたよ。

    『フィリップス・コレクション展』は広告がとにかくオシャレだったのでとりあえずって感じで。開けば分かります、PCなら多分。フィリップス・コレクション展|三菱一号館美術館(東京・丸の内) ね、オシャレでしょ?美術に詳しいわけでもないですけど、ある程度分かる人には分かるような伝え方で。展覧には順番など設けられておらず、大まかな流れは別として好きな作品を好きなように見ていけるタイプの展覧でした。最初は少し戸惑いましたね。ただ、最初に入館して見たモネの『ヴェトゥイユへの道』はすごく印象に残りました。近くで見たときと遠くで見たときとでは印象が違う。近くで見れたらいいなと思ってましたけど、少し考えを改めさせられた気がしました。少しお高めでしたが、物販でミニカンヴァスも買いました。寝起きに毎日眺めてます…。

    作品展って行く前までは「前知識とか何もねえしなぁ」とか思ってたんですけど、別にいらないですね。よく考えれば、発表された当時はその作品の評価とかは無いのが当たり前のはずで印象派だなんだとかってのは後世の批評なんですよね。良いと思ったのなら良い訳で、他人が良いと思ったのを無理に良いと思うことは必要なことじゃないんですよね。

書いてるうちに熱が上がってきた気がしますね…。完治したらHFとPSYCHO-PASSの劇場版見に行きたいですねぇ。Google PlayMusicでデュラララ!!のOP、『裏切りの夕焼け』と『Steppin' out』聞いてたら諦めてしまってた原作を買い直そうかという気にもなってきました。今日はこんなところで終わりです、じゃあの!